やっと天文部の恩恵が!

mitsubachi

2022年11月09日 12:05

昨日は、皆既月食及び天王星食で夜の空が活気付いておりましたが、皆さんはご覧になりましたでしょうか?

私は、昨日、花園みつばち教室の庭から、アシスタントさんや中学生の生徒さんと一緒に、数分程、皆既月食を眺めておりました。

ただ私、軽い乱視持ちでして。

日常生活には特に支障が無いので眼鏡とかはかけていないのですが、月くらい遠い物になると、霞むというか、3重くらいに分裂して見えてしまうので、裸眼ですと
「欠けてるのは分かるんだけど、いまいち月がどんな形になっているのか分からない。」
みたいな感じになっておりました。

でも、視力が1.5ある生徒さんなんかは

「ちょっと赤く見える!」

なんて言っており、目が良いって羨ましいなぁと思いました。

授業が終わった後は、一人、庭で夜空を見上げ、
「あぁまだ皆既月食は終わっていないんだな。」
なんて事を思い、そのまま車で自宅に帰りますと、いつもは家にいるはずの息子がいません。

というのも、高校で天文部に入っている息子は、やっっっと学校自慢の巨大望遠鏡(もう本当に展望台級なんです。パソコンで操作するような望遠鏡なので。)の出番が来たとかで。

その望遠鏡で、部員と皆既月食を見るから、帰りは10時を過ぎると前日に言っていた通り、昨日は夜の10時半くらいに家に帰ってきました。

思えばこの天文部があったばっかりに、私の息子は通学時間が片道90分もかかる今の学校に進学を決めたのです。

それが為に、親の私は毎日毎日朝5時20分に起きてお弁当を作るなどという苦行にみまわれ。

なのに息子は天文部らしい活動など一切しておらず。(少なくとも、親の私からはそう見えました。だって地層ばっかり見に行ってましたもん。)

一体何の為にあの学校に通っているのか!?と日々嘆いておりましたが、今回やっっっと天文部らしい活動をしたようで。

息子の先輩が学校の望遠鏡を使って撮影してくれた天体写真を、私にも見せてくれました。

ちなみに、こちらになります。




私が後から書いた赤丸の中に、小さな白い点が見えますでしょうか?

この白い点が、昨日の天体ショーの主役の一つである天王星になります。

天王星って、肉眼どころか多少の倍率だと望遠鏡であっても、その姿を捉えるのは難しい惑星のようで、息子の学校の望遠鏡の倍率をもってしても、このくらいにしか見えないんだそうです。

上の写真ですと、いまいち月食感が無いので、更にもう二枚。






月が欠けている様子はもちろん、影になっている部分がどうなっているかも、うっすらと見る事が出来て、私も夫も、この写真を見て思わず

「おぉ!」

と声をあげました。

さすが、県内有数の巨大望遠鏡を所持する高校!と豪語するだけの事はあります。

今まで、私は

「あの望遠鏡何の為にあるの?飾りか!?文化祭で中学生とかに見せびらかす為の、ただの飾りなのか!?」

などと失礼千万な事を思っていたのですが、今回認識を改めました。

あの望遠鏡は、今回のような天体ショーが発生した時に、県内の多くの学校の高校生よりも、遥かに大きな画像で、その全貌を観察する為に、あそこに存在していたのです。

やっっっと望遠鏡が本領を発揮してくれました。

息子が入学してから8ヶ月目にして、ようやく

「遠すぎて大変な事もあったけど、あの学校に入れて良かった。」

と心の底から思う事が出来ました。

ありがとう皆既月食。ありがとう巨大望遠鏡。私の心は、今、感謝の気持ちでいっぱいです。

今後は夜も長くなることですし、これからも、こんな機会がちょくちょくあれば良いのですが、どうなる事やら。

今度は、なんちゃら流星群の写真とか撮ってきてくれると良いなぁと密かに期待している私です。

それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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