生徒さんは何人いますか?
入会前の保護者面談や、お問い合わせの電話などで時々聞かれるのが今回の題名の
「生徒さんは何人いますか?」
という質問です。
これは教室の生徒さんが全部で何人いるかという事ではなく、
「私の子供が通う予定の時間帯には、生徒さんは何人いますか?」
という意味で聞いてくる保護者様がほとんどです。
気持ちは分かります。ね。気になりますよね。私が保護者の立場でも、それは気にしちゃうと思います。
お子様が通う時間帯に、生徒さんが山のようにいるよりは、少な目の人数で見て貰いたいなぁ…。と思うのは当然かなと私は思います。
だから、聞かれれば
「○人です。」
とか答えるのですが、正直に言いましょう。
授業中、先生が暇か忙しいかに、生徒さんの人数はあまり関係ないと思います。
学研教室って、一人一人が皆違う教材をやって、教材が終われば先生に提出して、先生はそれを採点して、間違えていればヒントを出すというシステムなので、生徒さんの人数が少ないほうが良く見て貰えるんじゃないかな?と思う保護者様が沢山いるのは、当然だと思います。
でも、実はそうじゃないんです。
例えばですよ、教室にいる生徒さんが、全員全てのプリントを一発で100点に出来る力量がある。
こんな生徒さんばかりなら、私はたとえ10人一気に指導しても、暇をもて余す自信があります。
なんのかんの18年もやっていますからね。
採点するだけなら、あっという間です。
10人といわず、20人くらいいても、どうにかなると思います。
でも、そんな生徒さんばかりではないどころか、私が与えた、全てのプリントが100点なんて生徒さんは、一人もいません。
そりゃ、たまには
「今日は全部100点取れたよ!」
みたいな生徒さんが出現する事はありますが、本当に稀です。
かなり出来るお子さんでも、毎回全部100点を取るのは無理なんです。
どんなに出来るお子さんでも、大抵、いくつかは間違いますし、中には
「あらあら。どうしたんですかね。」
というくらい間違うお子さんもいます。
いつも同じお子さんが間違うわけではありません。
先週はA君が沢山間違えたけど、今日はBちゃんが沢山間違えたわね~みたいな感じです。
で、そうなると、ヒントを出したり、場合によっては説明をしたりする時間が発生します。
これが通常の状態なんです。
だから一気に10人も見るなんて事は出来やしません。
そりゃ、ごくごくたまには
「あれ?今日は全員が、ほとんど間違わなかったな。」
みたいに余裕で過ごせる日もあれば、反対に
「あれ?今日は沢山間違える子が、いつもより多いな。」
みたいになって、ちょっと大変な時もあったりするのですが、どちらも本当に稀です。
大抵は、暇過ぎず、忙し過ぎず、ある程度は順調に採点をしたりヒントを出したりする状態をキープしています。
ただ、このペースが若干崩れる時期があります。
それが、新入会の生徒さんが複数名入会した時です。
なぜならば、新入会の生徒さんというのは、まだ教室での授業のペースがつかめておらず、しかし、ここでしっかりとペースを身につけて貰わないと、後々大変な事になってしまうので、慣れた生徒さんに比べて、私が頻繁に声をかける事になるからです。
「まずは、やってきた宿題を出して、新しく出た宿題は、すぐにバッグにしまうんだよ。」(これを習慣付けて貰わないと、しょっちゅう宿題を教室に忘れていってしまう生徒さんになってしまいます。)
から始まり
「先生に言われなくても、宿題をバッグにしまったらファイルに入っている教材を解き始めるんだよ。」(言わないと、最初のうちは何もしない生徒さんもいるのです。)
と声をかけ、
「ちゃんと囲みを読んでからやるんだよ。」(囲みというのは、写真に写っている教材の、線で囲んである部分の事で、学研の教材というのは、ここを読んで理解してからやれば、大体の問題は出来る作りになっています。)

だの
「教材が一枚終わったら、すぐに『さいてんまえ』て書いてある箱に出すんだよ。」(大抵一回の授業で4枚くらい教材をやってもらうのですが、4枚まとめて出されてしまうと、採点をする私も大変ですが、本人がボーッと待っている時間も長くなるし、他の生徒さんを待たせてしまう原因にもなってしまいます。)
だの
「やる教材が無くなっちゃったら、採点待ちですって言って先生に教えてね。」(採点待ちと言われたら、その生徒さんの教材を優先して採点します。そうじゃないと待っている時間が長くなってしまうので。)
だの、授業を円滑に進める為の、教室のルールを身に付けてもらえるように、しっかりと指導をします。
いわゆる、初期指導というやつですね。
この初期指導を、本当にしっかりやらないと、後々私も大変ですが、生徒さんも大変です。
教材が一枚終わったらすぐに出してもらう理由としては、上に書いた理由以外にも、学研の教材は、大抵の場合、一枚目の教材でやった事が分からないと、二枚目の教材の内容はもっと分からないという作りになっているので、一枚目の教材で×が多いなら、まずは、その間違いを正し、内容を理解してからでないと二枚目の教材は、もっと出来ないみたいな事になりかねません。
逆に、一枚目の教材の間違いをちゃんと直して理解してから二枚目をやったから、二枚目の教材は、スラスラ出来たなんて事もあるのです。
どっちが、教材が早く終わり、学習効果が高いかと言われたら後者に決まっています。
早く終われば、授業時間内であれば、追加の教材をする事も出来るので、どんどん進むし良い事尽くめです。
だから、この初期指導を身に付けるのって、凄く大切なんです。
で、この初期指導が身に付いた生徒さんて、あとはもう、そんなにとやかく言わなくても、スムーズに授業が受けられるようになるのです。
ただ、このリズムに乗せるまでが、結構大変でして。
お子さんによっては、このリズムを身に付けるまでに、数ヶ月かかることもあります。(早い子は1ヶ月もしないで身に付くのですが。学年によっても違いますし、かなり個人差がありますね。)
なので、新しい生徒さんが複数人入会した時は、一時的に私が忙しくなります。
というわけで、教室には人数制限がかかります。
具体的には、どうなるかと言うと、学研教室って、本社が運営しているホームページがあって、そこに私の教室のホームページもあるのですが、そこのトップに
「今募集しているのは、○時~○時の時間帯です。」
みたいな事が書き込まれます。
これは裏を返せば
「それ以外の時間帯は受け付けていません。」
という事です。
なぜならば、現在、新しい生徒さん達の初期指導の真っ只中で、そこに更なる新しい生徒さんを入れようという気が私に無いからです。
要するに私は、それくらい初期指導には力を入れているのです。
で、現在、私の教室のホームページには、その人数制限の旨が書かれているわけですが。(ありがたい事に、夏に入会が複数名ありましたので。)これは、上記のような理由でそうなっているので、座れる席が全く無いとか、そういう事ではないのです。
座れる席は、あるにはあるけれども、私の手が空いていないから、募集している時間帯以外の時間では、今のところ新規の生徒さんは受け付けていませんという事なんです。
逆に言えば、受付可能な時間は
「スムーズに授業を受けられる生徒さんばかりなので、新規の生徒さんも、受け入れる余裕があります。」
という事になります。
その時間に、何人生徒さんがいるとかは本当にあまり関係が無いのです。(そりゃ物理的に席が埋まったら、もうダメなんですが。花園みつばち教室は広いので、物理的に席が埋まる事など、そうそう無いと思います。)
それよりも
「どんな状態の生徒さんがいるか」
という事のほうが大切になってきます。
だから
「生徒さんは何人いますか?」
と聞かれれば、正直に答えるのですが、多いから良く見て貰えないとか、少ないから見て貰えるとか、そういう事では無いんですね。
じゃあ、ちゃんと見て貰えるかどうかって何で判断すれば良いの?と思う方もいるかもしれませんが(学研みたいな、個別対応の塾なら、それが気になるのは当たり前だと思います。)私の場合は、
「ちゃんと見られなくなるだろうな」
と思ったら、人数制限かけちゃうので、受付可能な時間帯に来て貰えれば大丈夫です。
そして、新規の生徒さん達が
「育ってきたな~。スムーズに授業出来るようになってきたな~。」
と思ったら、人数制限を解除する事もあります。
とりあえず、ホームページに、受付可能な時間が書いていない場合は、比較的どの時間帯も、大丈夫ですよ~という事になります。
でも、書いてある場合は、申し訳ないのですが、本当にその時間しか受付られないので、受付可能な時間に来ていただくか、それが無理な場合は、もう本当に心が痛いのですが、予約を入れていただき、人数制限が解除されるまでお待ちいただければと思います。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
「生徒さんは何人いますか?」
という質問です。
これは教室の生徒さんが全部で何人いるかという事ではなく、
「私の子供が通う予定の時間帯には、生徒さんは何人いますか?」
という意味で聞いてくる保護者様がほとんどです。
気持ちは分かります。ね。気になりますよね。私が保護者の立場でも、それは気にしちゃうと思います。
お子様が通う時間帯に、生徒さんが山のようにいるよりは、少な目の人数で見て貰いたいなぁ…。と思うのは当然かなと私は思います。
だから、聞かれれば
「○人です。」
とか答えるのですが、正直に言いましょう。
授業中、先生が暇か忙しいかに、生徒さんの人数はあまり関係ないと思います。
学研教室って、一人一人が皆違う教材をやって、教材が終われば先生に提出して、先生はそれを採点して、間違えていればヒントを出すというシステムなので、生徒さんの人数が少ないほうが良く見て貰えるんじゃないかな?と思う保護者様が沢山いるのは、当然だと思います。
でも、実はそうじゃないんです。
例えばですよ、教室にいる生徒さんが、全員全てのプリントを一発で100点に出来る力量がある。
こんな生徒さんばかりなら、私はたとえ10人一気に指導しても、暇をもて余す自信があります。
なんのかんの18年もやっていますからね。
採点するだけなら、あっという間です。
10人といわず、20人くらいいても、どうにかなると思います。
でも、そんな生徒さんばかりではないどころか、私が与えた、全てのプリントが100点なんて生徒さんは、一人もいません。
そりゃ、たまには
「今日は全部100点取れたよ!」
みたいな生徒さんが出現する事はありますが、本当に稀です。
かなり出来るお子さんでも、毎回全部100点を取るのは無理なんです。
どんなに出来るお子さんでも、大抵、いくつかは間違いますし、中には
「あらあら。どうしたんですかね。」
というくらい間違うお子さんもいます。
いつも同じお子さんが間違うわけではありません。
先週はA君が沢山間違えたけど、今日はBちゃんが沢山間違えたわね~みたいな感じです。
で、そうなると、ヒントを出したり、場合によっては説明をしたりする時間が発生します。
これが通常の状態なんです。
だから一気に10人も見るなんて事は出来やしません。
そりゃ、ごくごくたまには
「あれ?今日は全員が、ほとんど間違わなかったな。」
みたいに余裕で過ごせる日もあれば、反対に
「あれ?今日は沢山間違える子が、いつもより多いな。」
みたいになって、ちょっと大変な時もあったりするのですが、どちらも本当に稀です。
大抵は、暇過ぎず、忙し過ぎず、ある程度は順調に採点をしたりヒントを出したりする状態をキープしています。
ただ、このペースが若干崩れる時期があります。
それが、新入会の生徒さんが複数名入会した時です。
なぜならば、新入会の生徒さんというのは、まだ教室での授業のペースがつかめておらず、しかし、ここでしっかりとペースを身につけて貰わないと、後々大変な事になってしまうので、慣れた生徒さんに比べて、私が頻繁に声をかける事になるからです。
「まずは、やってきた宿題を出して、新しく出た宿題は、すぐにバッグにしまうんだよ。」(これを習慣付けて貰わないと、しょっちゅう宿題を教室に忘れていってしまう生徒さんになってしまいます。)
から始まり
「先生に言われなくても、宿題をバッグにしまったらファイルに入っている教材を解き始めるんだよ。」(言わないと、最初のうちは何もしない生徒さんもいるのです。)
と声をかけ、
「ちゃんと囲みを読んでからやるんだよ。」(囲みというのは、写真に写っている教材の、線で囲んである部分の事で、学研の教材というのは、ここを読んで理解してからやれば、大体の問題は出来る作りになっています。)

だの
「教材が一枚終わったら、すぐに『さいてんまえ』て書いてある箱に出すんだよ。」(大抵一回の授業で4枚くらい教材をやってもらうのですが、4枚まとめて出されてしまうと、採点をする私も大変ですが、本人がボーッと待っている時間も長くなるし、他の生徒さんを待たせてしまう原因にもなってしまいます。)
だの
「やる教材が無くなっちゃったら、採点待ちですって言って先生に教えてね。」(採点待ちと言われたら、その生徒さんの教材を優先して採点します。そうじゃないと待っている時間が長くなってしまうので。)
だの、授業を円滑に進める為の、教室のルールを身に付けてもらえるように、しっかりと指導をします。
いわゆる、初期指導というやつですね。
この初期指導を、本当にしっかりやらないと、後々私も大変ですが、生徒さんも大変です。
教材が一枚終わったらすぐに出してもらう理由としては、上に書いた理由以外にも、学研の教材は、大抵の場合、一枚目の教材でやった事が分からないと、二枚目の教材の内容はもっと分からないという作りになっているので、一枚目の教材で×が多いなら、まずは、その間違いを正し、内容を理解してからでないと二枚目の教材は、もっと出来ないみたいな事になりかねません。
逆に、一枚目の教材の間違いをちゃんと直して理解してから二枚目をやったから、二枚目の教材は、スラスラ出来たなんて事もあるのです。
どっちが、教材が早く終わり、学習効果が高いかと言われたら後者に決まっています。
早く終われば、授業時間内であれば、追加の教材をする事も出来るので、どんどん進むし良い事尽くめです。
だから、この初期指導を身に付けるのって、凄く大切なんです。
で、この初期指導が身に付いた生徒さんて、あとはもう、そんなにとやかく言わなくても、スムーズに授業が受けられるようになるのです。
ただ、このリズムに乗せるまでが、結構大変でして。
お子さんによっては、このリズムを身に付けるまでに、数ヶ月かかることもあります。(早い子は1ヶ月もしないで身に付くのですが。学年によっても違いますし、かなり個人差がありますね。)
なので、新しい生徒さんが複数人入会した時は、一時的に私が忙しくなります。
というわけで、教室には人数制限がかかります。
具体的には、どうなるかと言うと、学研教室って、本社が運営しているホームページがあって、そこに私の教室のホームページもあるのですが、そこのトップに
「今募集しているのは、○時~○時の時間帯です。」
みたいな事が書き込まれます。
これは裏を返せば
「それ以外の時間帯は受け付けていません。」
という事です。
なぜならば、現在、新しい生徒さん達の初期指導の真っ只中で、そこに更なる新しい生徒さんを入れようという気が私に無いからです。
要するに私は、それくらい初期指導には力を入れているのです。
で、現在、私の教室のホームページには、その人数制限の旨が書かれているわけですが。(ありがたい事に、夏に入会が複数名ありましたので。)これは、上記のような理由でそうなっているので、座れる席が全く無いとか、そういう事ではないのです。
座れる席は、あるにはあるけれども、私の手が空いていないから、募集している時間帯以外の時間では、今のところ新規の生徒さんは受け付けていませんという事なんです。
逆に言えば、受付可能な時間は
「スムーズに授業を受けられる生徒さんばかりなので、新規の生徒さんも、受け入れる余裕があります。」
という事になります。
その時間に、何人生徒さんがいるとかは本当にあまり関係が無いのです。(そりゃ物理的に席が埋まったら、もうダメなんですが。花園みつばち教室は広いので、物理的に席が埋まる事など、そうそう無いと思います。)
それよりも
「どんな状態の生徒さんがいるか」
という事のほうが大切になってきます。
だから
「生徒さんは何人いますか?」
と聞かれれば、正直に答えるのですが、多いから良く見て貰えないとか、少ないから見て貰えるとか、そういう事では無いんですね。
じゃあ、ちゃんと見て貰えるかどうかって何で判断すれば良いの?と思う方もいるかもしれませんが(学研みたいな、個別対応の塾なら、それが気になるのは当たり前だと思います。)私の場合は、
「ちゃんと見られなくなるだろうな」
と思ったら、人数制限かけちゃうので、受付可能な時間帯に来て貰えれば大丈夫です。
そして、新規の生徒さん達が
「育ってきたな~。スムーズに授業出来るようになってきたな~。」
と思ったら、人数制限を解除する事もあります。
とりあえず、ホームページに、受付可能な時間が書いていない場合は、比較的どの時間帯も、大丈夫ですよ~という事になります。
でも、書いてある場合は、申し訳ないのですが、本当にその時間しか受付られないので、受付可能な時間に来ていただくか、それが無理な場合は、もう本当に心が痛いのですが、予約を入れていただき、人数制限が解除されるまでお待ちいただければと思います。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2023年08月31日 Posted bymitsubachi at 19:39 │Comments(0) │学研教室
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