思春期

思春期

先日の授業で、中学生相手に
「お玉でお菓子すくい」
を行い、生徒さん達の成長を実感している私です。

ちなみにこのお玉でお菓子すくい。私が考えた催し物ではなく、私と仲良くしてくださっているお隣の熊谷市で学研教室を開いている先生がブログに書いておりまして(私と同じナガブロですよ~♪)それを読んで知ったんです。

なので、仲良しの先生に
「真似させてくださ~い」
と連絡を取りましたら、元々は長野県で学研教室を開いている先生のアイディアとのこと。

今年も何かと長野県とは縁があるなと、勝手に思っております。

で、仲良しの先生のお菓子すくいのブログには、それはそれは可愛らしい小学生の様子が書かれておりまして。(先生の生徒さんへの溢れんばかりの愛情が伝わります。)

「私も真似してみよ~♪」

と思ったんですが、私の教室は、小学生は年末にプレゼントをあげちゃうんですよ。

仲良しの先生のブログを読んだのはプレゼントを配った後だったので、

「どうしようかな~。春まで待とうかな~。」

とかなんとか思っていたのですが、ある日ふと

「中学生がいるじゃん!」

と思い立ったのです。

私の教室は、小学生には年末にプレゼントを渡すのですが、中学生にはここ数年、年始にお年賀とかで貰いそうな、ちょっと高級なお菓子をあげていたんですよ。

でも今年は
「お菓子すくいで良いか!たまには中学生もこういうイベントやっても良いかも!」

て思ったんです。

で、先日の授業の最初に

「新年なので、今日はお玉でお菓子すくいをやりたいと思いま~す!すくう順番はジャンケンで決めるので、皆でジャンケンしてください♪」

とテンション高めに私が言った後の、教室の凍りついた空気といったら…。

も~ね、全員が、私の事を

「お菓子すくいだと?この人は一体何を言い出すんだ…。」

みたいな眼差しで見ているんですよ。

いや、そりゃね。私だって、小学生と同じ反応が貰えるなんて思っていませんでしたよ。

でもね、だからって、こんなに凍てつかなくても良いと思うんですよ。

も~何これ…。と思いましたが、こんな事でメゲる私ではありません。こんな事でメゲていたら中学生の指導者などつとまらないのです。

なので

「ジャンケンしてくださ~い♪立って立って!スタンダープ!」

だかなんだか言ったんですが、誰も立ち上がろうとしないのです。

何だこりゃと思いましたが、それでもメゲずに

「も~。じゃあ全員がまずは先生とジャンケンをして貰います。勝った子、あいこの子、負けた子のグループに別れて、グループごとにジャンケンして順番を決めてください!」

と言い、強引に

「最初はグー!ジャンケンポン!」

とやりましたら、それは皆ジャンケンしたんです。

で、勝ったグループの子達に

「じゃあ勝った子達でジャンケンして!その中で一番に勝った子からお菓子をすくって貰います!」

て言ったんですが、勝ったグループの一人が

「え…。俺最後で良いよ…。」

だかなんだか言い出したんですよ。なので、

「そんな事は許さん。」

とばかりに、最早無理矢理ジャンケンさせまして…。

で、最終的に中1の男の子がトップバッターでお菓子をすくってくれたのですが、すくい終わった後は、照れたようなかんじで笑ってくれたんですね。

なので、ちょっと気を良くした私は、二番手の中2女子がすくい始める前に

「余らせたって小学生に配る事になるんだから、景気良く沢山すくってね!」

て言ったんです。そしたら、この台詞が思いっっきり仇になりまして…。

中2女子は、あめ玉を2個しかすくわなかったんですよ。

これは絶対に

「え!?余ったら小学生にあげるの!?じゃあ遠慮しないと…。」

とかなんとか思っちゃってるんですよ。私の生徒さんて、自分より小さい子達には本当に優しいんです。


私は内心
「しまった!」
と思い

「いやいやいや。あめ玉2個とかありえないから!もっと沢山すくうんだよ!」

と、これまた無理矢理すくい直しさせまして…。

そしたら

「え~。」

かなんか言いながらも沢山すくってくれたんですけれども。

で、次の中1女子は、どうなるかと思って見てたら、今度は、きな粉棒ていうお菓子を一本しかすくわなかったんですよ。

なので

「いやだから!沢山すくえって言ってるじゃん!きな粉棒一本てどういう事!?やり直し!」

て言いましたら

「え~。でも私、きな粉棒が絶対欲しかったから、これだけすくったんです~。」

とか言ってるんです。

これもね、絶対小学生の事を考えちゃってるんですよ。で、ただ少なくすくったら、私に阻止されると学習して(私の可愛い生徒さんは学習能力が高いのです。)
「きな粉棒が絶対欲しかったから」
なんて健気な理由をひねり出しているわけです。

なので

「わかった。きな粉棒は持っていきなさい。でも他の物も沢山持っていくの!やりなお~し!」

と、これまた無理矢理やり直しさせまして…。そしたらまぁ、ちゃんと沢山すくってくれたんですけどね…。

その後は、諦めたんだかなんだか知りませんけれども、皆フツーに沢山すくってくれたんですが。

で、生徒さんがすくい終わった後は、二人いるアシスタントさん達(一人が大学生の女の子で、もう一人はアシスタント見習いの男子高校生です。)にもやって貰おうと思って

「アシスタントの先生もジャンケンして、やる順番決めて~。」

て言ったのですが、そしたらね、男子高校生が

「いや。レディファーストなんで。俺は最後で良いです。」

て言ったんです。

皆さん聞きました?

こんなジェントルマンな男子高校生がいて良いんでしょうか?

高校生になると、男の子って急に大人びるとか言いますけれども、中学生と、そんなに年が変わらないのに、こんなカッコ良くなっちゃうのか!と私、大変驚きまして。

「偉い!さすがは高校生ジェントルマン!じゃあ、お言葉に甘えて女子からやって貰いましょ~。」

と言って大学生のアシスタントさんに先にやって貰ったんですが、彼女も彼女で

「うふふ♪こういうのはね~沢山取りにいくんだよ~♪下に軽めのヤツを置いて、その上に重いヤツを乗せたら、沢山すくえるんだから♪」

だかなんだか言って、誰よりも張り切ってやってくれたんです。

これは、いわゆる「大人の対応」てヤツなんだと思います。

中学生相手に悪戦苦闘していた私を見て、精一杯張り切ってくれたんだと思います。(彼女は私の元生徒さんです。私の生徒さんて本当に優しいんですよ。)

なんと申しましょうか。中学生と高校生と大学生の反応をそれぞれ見て、

「中学生って面白いなぁ」

て思ったんです。

小学生みたいに、お菓子すくいを単純に喜べるほど子供じゃないけど、
「せっかく先生が用意してくれたんだから、どうせやるなら楽しもう!」
という対応が出来るほど、大人にもなっていない。
そうかと思えば、自分より小さい子達に対してはしっかりと気遣いを見せる。

まさに、思春期ってやつなんだと思います。

中学生のお菓子すくい、思いの外大変な事になってしまいましたけれども、でも

「あぁ、こういうのが素直に喜べないくらい大きくなったんだなぁ。」

と、何やら微笑ましい気持ちになっておりました。

生徒さん達の

「なっっにが微笑ましいだ!新年早々教室に大寒波を到来させておいて何言ってんだ!」

という心の声が聞こえたような気もしますが、まぁ気のせいだと思います。

ちなみに、余ったお菓子は、本当に小学生達に配ったんですけれども。

こちらも、ジャンケンをして貰って(めちゃくちゃスムーズにジャンケンしてくれました♪)勝った子から、好きなお菓子を二個ずつ取っていくってしたんですが、もうね。低学年の生徒さんとか可愛いですよね。

「これ食べた事ある~。どれにしようかな~。」

とか楽しそうに選んでますし、柿の種みたいな辛いお菓子があったんですが(元々中学生用なので)それを選んだ生徒さんに

「これ辛いよ?大丈夫?」

と聞くと

「うん。大丈夫♪僕はワサビだって食べられるんだから!」

とか誇らしそうに言っていたり。

もう天使かと思いました。(中学生だって可愛いんですけど、中学生と小学生では、また違う可愛さがあると思います。)

春になりましたら、この天使さん達の為に、改めて、お菓子すくいをやりたいと思います。

それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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2024年01月15日 Posted bymitsubachi at 20:31 │Comments(0)学研教室

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